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きりきり舞いのさようなら

光文社文庫 も16−5 光文社時代小説文庫

出版社名 光文社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-334-10391-0
4-334-10391-X
税込価格 770円
頁数・縦 290P 16cm

商品内容

要旨

文政の大火で焼け出された十返舎一九の一家。大混乱のなかで近所の住人から押しつけられた老婆と共に、一九の親友である葛飾北斎の借家に仮住まいすることになったのだが…。盗難騒ぎが勃発したかと思えば幽霊が出たと大騒ぎ。男たちは大家の代理人だという美女、おつやに夢中のようで―。一九の娘・舞のきりきり舞いの日々は続く。人気シリーズ最新刊!

出版社・メーカーコメント

文政の大火で焼け出された人気戯作者・十返舎一九の一家。娘の舞を頼りに、亭主の尚武、養子の丈吉、継母のえつ、葛飾北斎の娘・お栄と、奇人変人の面々が命からがら逃げ出して、北斎先生の借家でいちから出直す悪戦苦闘の日々。幽霊騒ぎ、盗難騒ぎ、ついには一世一代、十返舎一九の野辺送りと、尽きない騒動に舞の苦難は今日も続く。きりきり舞いの人気シリーズ最新刊!

著者紹介

諸田 玲子 (モロタ レイコ)  
静岡県生まれ。上智大学文学部卒。外資系企業を経て、翻訳・作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞、’07年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞、’12年『四十八人目の忠臣』で第1回歴史時代作家クラブ賞、’18年『今ひとたびの、和泉式部』で第10回親鸞賞を受賞。骨太の歴史小説から人情味あふれる時代物まで、幅広い作風で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)