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拷問と処刑の西洋史

講談社学術文庫 2831

出版社名 講談社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-06-536678-3
4-06-536678-X
税込価格 1,375円
頁数・縦 287P 15cm

商品内容

要旨

啓蒙と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、数多の人間を血祭りに上げてきた、陰惨たる「闇」の系譜があった!火刑、車裂き、ロウソク責め、「スペインのブーツ」…王殺しや異端審問、魔女裁判を通して発明された拷問と処刑のシステムを、社会の秩序回復と体制強化のための非人間的な権力装置として読む、異色にして出色の文化史。

目次

序章 ヨーロッパ史の光と影
第1章 王殺しの記憶
第2章 異端審問と「死の祭典」
第3章 魔女裁判の仕組み
第4章 拷問という権力装置
第5章 裁判と処刑の実態
終章 ヨーロッパ史の闇の系譜

出版社・メーカーコメント

啓蒙主義と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、秩序・体制維持のため、人権をやすやすと蹂躙し、血祭りにあげてきた、陰惨たる「闇」の系譜があった! 火刑、生き埋め、斬首、絞首、車裂き……親指詰め、ロウソク責め、ハシゴ吊るし、「スペインのブーツ」……王殺しや異端審問、魔女裁判を通して発明された拷問と処刑のシステム、およびその権力作用を、資料に基づき実証的に明らかにする、異色にして出色の文化史。《目次》序 章 ヨーロッパ史の光と影第一章 王殺しの記憶第二章 異端審問と「死の祭典」第三章 魔女裁判の歴史第四章 拷問という権力装置第五章 裁判と処刑の実態終 章 ヨーロッパ史の闇の系譜あとがき処刑関係略史参考文献学術文庫版へのあとがき

著者紹介

浜本 隆志 (ハマモト タカシ)  
1944年香川県生まれ。関西大学名誉教授。専攻はドイツ文化論・比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)