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ポスト形而上学的思考としてのヘーゲル哲学 ヘーゲルの形而上学批判

出版社名 晃洋書房
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-7710-3857-8
4-7710-3857-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 194,18P 22cm

商品内容

要旨

フレーゲ、ラッセル、ヴィトゲンシュタイン、クワイン、セラーズ、ローティ、デイヴィドソン、ブランダム、マクダウェル…。二十世紀以後の分析哲学の展開を丁寧に整理し、分析哲学とヘーゲル論理学を架橋しながら「存在‐神‐学者=形而上学者ヘーゲル」という神話の解体へ向かう。ヘーゲル哲学のアクチュアリティを剔出する画期的論考。

目次

本研究の問い―ヘーゲル哲学の脱神話化のために
第1部 ヘーゲル論理学の意味論的解釈(ヘーゲルと分析哲学
ヘーゲルの形而上学批判―形而上学から論理学へ
ヘーゲル論理学の意味論的解釈
ヘーゲルのプラグマティックな概念的実在論―形而上学的実在論と構成主義のあいだ)
第2部 精神の規範性(自己意識と承認
道徳性の人倫への止揚―ヴィトゲンシュタインにおける規則に従うことの観点から
精神の教養形成における訓育の意義
ヘーゲル行為論のアクチュアリティ―自律的行為者性とその条件)
結び 「思考の思考」としての哲学―メタ形而上学としてのヘーゲル哲学

著者紹介

硲 智樹 (ハザマ トモキ)  
1976年生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。現職は広島大学大学院人間社会科学研究科(人文学プログラム)准教授。専門はヘーゲル研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)