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采女なぞの古代女性 地方からやってきた女官たち

歴史文化ライブラリー 605

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-642-30605-8
4-642-30605-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 226P 19cm

商品内容

要旨

律令で定められた古代の女官、采女。地方エリート層出身の女性が「天皇に献上された美女」へとイメージ形成されていったのはなぜか。律令前史の宮廷女性の実像に迫り、ゆがめられた“采女幻想”から解き放つ。

目次

幽玄の采女像―プロローグ
采女の「〓」と雄略天皇
采女の「貢」とは何だったのか
海を渡る采女
東アジアの女郎と采女
『天寿国繍帳』の采女と大女郎
采女の虚像と実像
幻想を乗り越えて―エピローグ

出版社・メーカーコメント

律令で定められた古代の女官、采女(うねめ)。地方エリート層出身の女性が「天皇に献上された美女」や遊女へとイメージが形成されていったのはなぜか。外交の一端を担い海を渡った采女や『天寿国(てんじゅこく)繍帳(しゅうちょう)』銘文に見える「大女郎」など、歴史書や文学作品の記述をもとに律令前史における宮廷女性の実像に迫り、従来のゆがめられた〈采女幻想〉から解き放つ。

著者紹介

伊集院 葉子 (イジュウイン ヨウコ)  
1959年岩手県に生まれる。現在、専修大学・川村学園女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)