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龍ノ眼

出版社名 祥伝社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-396-63666-1
4-396-63666-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 354P 20cm

商品内容

要旨

隠密同心の長澤多門は、小日向藩石場村へ赴いた。そこは上物砥石を産する豊かな地。奉行所から、翡翠のごとき美しい砥石の闇取引根絶のため、探索を命じられたのだ。砥改人に扮して潜入するや、多門は次々と奇妙な風習に遭遇する。信仰を集める「おりゅうさま」と絶対に入ってはいけない禁足地の存在、男たちが二十五歳で長寿の祝いをすること、夜中にしか表に出ない不思議な兄弟―。だが、ある女の死によって、多門の前に村ぐるみの罪業が浮かび上がる…。隠密同心が御神体の正体と村の悪事を暴く!因習に囚われた人間の愚かさと哀しさを描く傑作時代小説。

著者紹介

麻宮 好 (アサミヤ コウ)  
群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て中学入試専門塾で国語の講師を務める。2020年、第一回日本おいしい小説大賞応募作である『月のスープのつくりかた』を改稿しデビュー。22年、『恩送り 泥濘の十手』で第一回警察小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)