「物質」の蜂起をめざして レーニン、〈力〉の思想
ちくま学芸文庫 シ46−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2024年9月 |
ISBNコード |
978-4-480-51253-6
(4-480-51253-5) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 541,16P 15cm |
商品内容
要旨 |
ソ連という実験が無惨な失敗を遂げた後に、なおレーニンを語る意義とは何か。著者はその答えを求め、レーニンの思想をフロイト、マレーヴィチ、宇野弘蔵らと対決させつつ、「モノたちのざわめき」に耳を傾けていく。探求の先に見えてくるのは、彼のように考え、行動することの真の意味だ。著者曰く、レーニンの思想の偉大さはその社会科学的な価値ではなく、「物質」という外部を露呈させ、世界を解体・再組織化しようとする運動、すなわち“力”にある。現に彼はかつて世界のあり方を、そして私たちの世界に対する見方を決定的に変えてみせたのだから。現代にその衝撃を呼び戻さんとする卓抜のレーニン論。 |
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目次 |
序論 レーニンと二〇世紀 |
出版社・メーカーコメント
なぜその思想は世界を変える力をもちえたか。フロイト、宇野弘蔵らと対決させ、現代にレーニンの衝撃を呼び戻さんとする画期的論攷。解説 細見和之