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「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき

ブルーバックス B−2273

出版社名 講談社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-06-537276-0
4-06-537276-3
税込価格 1,210円
頁数・縦 264P 18cm

商品内容

要旨

腸と脳が情報のやり取りをして、お互いの機能を調節しているしくみ「脳腸相関」の研究がいま注目を集めています。腸内環境の乱れは、腸疾患だけでなく、不眠、うつ、発達障害、認知症、糖尿病、肥満、高血圧、免疫疾患や感染症の重症化…と、全身のあらゆる不調に関わることがわかってきているのです。腸がどのように脳や全身に作用するのか。分子および細胞レベルで見えてきた驚きのしくみを解説します。

目次

第1部 脳腸相関とは何か(「腸と脳」のつながり
腸と脳をつなぐマイクロバイオータの登場)
第2部 ここまでわかった!「脳を支配する腸」の最新研究(腸と睡眠の関係
腸と記憶力の関係
腸と神経疾患の関係
腸と発達障害・精神疾患の関係
腸と食欲・肥満の関係)
第3部 腸のブラックボックスを解き明かす(腸の中では何が起きているのか?
腸からさまざまな臓器へ
脳や体をうまく使うには腸を整えよ)

出版社・メーカーコメント

腸と脳が情報伝達をしていて、お互いの機能を調整している−−「脳腸相関」と呼ばれるメカニズムが、いま注目を集めています。〈乳酸菌飲料を飲んで睡眠の質が上がる〉〈ヨーグルトを食べて認知機能改善〉という謳い文句の商品もよく見かけるようになりました。じつは、睡眠、記憶力、発達障害、精神疾患といった脳機能に関係する不調から、肥満、糖尿病や太りやすさ、感染症の重症化まで、腸内環境が大きく関わっていることが明らかになりつつあります。腸と脳はどのように関わりあっているのでしょうか? 最新研究をもとに、丁寧に解説します。プロローグ 「腸と脳」Q&A【第1部】脳腸相関とはなにか 第1章「腸と脳」のつながり 第2章 腸と脳をつなぐマイクロバイオータの登場【第2部】ここまでわかった! 「脳を支配する腸」の最新研究 第3章 腸と睡眠の関係 第4章 腸と記憶力の関係 第5章 腸と神経疾患の関係 第6章 腸と発達障害・精神疾患の関係 第7章 腸と食欲や肥満の関係【第3部】腸のブラックボックスを解き明かす 第8章 腸の中では何が起きているのか? 第9章 腸からさまざまな臓器へ 第10章 脳や体をうまく使うには腸を整えよ

著者紹介

坪井 貴司 (ツボイ タカシ)  
2001年、浜松医科大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。英国ブリストル大学医学部研究員、米国JDRF研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。日本生理学会奨励賞、日本神経科学学会奨励賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)