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事例でみる住み続けるための減災の実践 暮らし・コミュニティ・風景を地域でつなぐ手法

出版社名 学芸出版社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-7615-2913-0
4-7615-2913-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 200P 21cm

商品内容

要旨

自然災害を乗り越え、この地域に住み続けるための全国各地の実践集。風土に寄り添い培われた伝統の知恵から近年の大規模災害での対応、住民同士のコミュニケーションを含む未来への備えに至るまでハードとソフト両方の事例を多数紹介。人口減少や気候変動でさらに高まる災害リスクに立ち向かうまちづくり関係者必読の1冊。

目次

序章 日本の多様な自然環境と災害の関係性
1章 各地で培われた日常的な災害への備え(かわす
やわらげる
しのぐ)
2章 大規模な災害復興で見られたしなやかな対応(地域力が活かされた応急対応・滞在避難
復旧と復興に向けたビジョンをつくる
平時のまちづくりに取り込む)
3章 将来に向けた持続的な減災の取り組み(事前に復興の手立てを考える
地域全体で教訓を継承する
次世代の担い手を育てる)
終章 減災の社会実装に向けて

著者紹介

鈴木 孝男 (スズキ タカオ)  
新潟食料農業大学食料産業学部教授。1971年秋田県生まれ。同志社大学大学院修了。博士(政策科学)。地域計画や農村計画を専門として、持続可能な農山村地域の暮らしや生業のあり方について、住民、行政らとの実践を通じた研究に従事している
菊池 義浩 (キクチ ヨシヒロ)  
仙台高等専門学校総合工学科准教授。1978年岩手県生まれ。東北工業大学大学院修了。博士(工学)。岩手大学地域防災研究センター特任助教、兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科講師などを経て、2021年から現職。専門は農村計画、都市計画で、東日本大震災後は復興計画に関する研究に従事。釜石市東日本大震災検証委員会委員、新但馬地域ビジョン検討委員会委員などを務める
友渕 貴之 (トモブチ タカユキ)  
宮城大学事業構想学群助教。1988年和歌山県生まれ。神戸大学大学院修了。博士(工学)。東日本大震災の復興過程では、「失われた街」模型復元プロジェクトや気仙沼市唐桑町大沢地区の集落復興(2021年日本建築学会賞)を通じて住民を主体とした復興まちづくりに取り組む
後藤 隆太郎 (ゴトウ リュウタロウ)  
佐賀大学理工部建築環境デザインコース教授。1970年大阪府生まれ。佐賀大学大学院修了。博士(工学)。地域の自然・生活文化に立脚した住まい・集住空間の研究に従事
下田 元毅 (シモダ モトキ)  
大手前大学建築&芸術学部講師。1980年静岡県生まれ、広島県育ち。大阪芸術大学大学院芸術制作研究科環境・建築領域博士後期課程修了。博士(芸術)。風土建築設計集団主宰、大阪大学大学院工学研究科建築・都市計画論領域助教などを経て、現職
林 和典 (ハヤシ カズノリ)  
近畿大学生物理工学部人間環境デザイン工学科建築・地域計画研究室助教。1995年東京都生まれ、奈良県育ち。奈良県立奈良高等学校卒業、大阪大学工学部地球総合工学科卒業、同大学大学院工学研究科地球総合工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC)を経て、現職。専門は近現代の地域形成史。特に林業木材産業に関わる地域を対象に、地域計画や災害対応への活用を日指している
江端 木環 (エバシ モワ)  
京都女子大学家政学部助教。1994年兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科建築・都市由画論領域博士後期課程修了。博士(工学)。尾鷲市地域おこし協力隊を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)