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悪文の構造 機能的な文章とは

ちくま学芸文庫 チ8−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-480-51263-5
4-480-51263-2
税込価格 1,210円
頁数・縦 290P 15cm

商品内容

要旨

文章を書くコツは芸術的な名文を書くことではない。読みにくい「悪文」を書かないことである。では悪文はどのようにすれば防げるのか。本書は日本語文の構造的特徴を分析したうえで、書物・新聞・公的文書などから100を超える実例を取り上げ、「機能的な文章」へと洗練させる技法を紹介する。長文を避ける、結論を先に述べる、必要な主語を省略しない、接続詞を濫用しない、やさしい言葉を使う…。読み手に寄り添った明快な指針とわかりやすい図解で悪文克服への道を示す本書は、時代を超えて通用する文章技術書である。

目次

1(機能的な文章とは
日本語文の構造)
2(長文は悪文
短いことはいいことだ
なにが主格か ほか)
3(文章のリズム
機能的なものこそ美しい)

出版社・メーカーコメント

長文を避ける、主語を省略しない……。「悪文」を書かないための技術を分かりやすい指針と図解で案内する、明快な文章読本。解説 石黒圭

著者紹介

千早 耿一郎 (チハヤ コウイチロウ)  
1922‐2010年。滋賀県生まれ。中国(上海、青島)で育つ。帰国して第一神戸商業学校卒業後、日本銀行入行。42年に入隊し、中国で初年兵教育を受けつつ「討伐」に出動する。現地の予備士官学校を卒業後、挺身攻撃隊長として訓練中、終戦を迎える。46年、日本銀行に復帰し、吉田満を知る。事務繁忙の時間を割き、吉田らと文芸活動に従事した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)