真珠王の娘
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-06-537289-0
(4-06-537289-5) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 557P 20cm |
商品内容
要旨 |
1944年10月、帝國真珠ロンドン支店の早川薫に英国首相チャーチルから真珠の胸飾りが手渡された。パリ万博にも出品された「ハナグルマ」の修復依頼。「君の祖国は、あと一年ももたない」と言われながらも薫は帰国し、日本で唯一修復できる水野家に向かう。水野冬美は真珠細工師の母と二人暮らし。学徒勤労動員で浜松の軍需工場に出発する前夜、本当の父は「真珠王」と呼ばれる帝國真珠の創業者・藤堂高清だと聞かされる。戦禍と男社会に翻弄されながらも、冬美は運命を切り拓いていく。 |
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出版社・メーカーコメント
1944年10月、英国首相チャーチルから帝國真珠ロンドン支店の早川正臣に真珠の胸飾り「ハナグルマ」が手渡された。かつてパリ万博にも出品された品の修復依頼だった。「君の祖国は、あと一年ももたない」と言われながらも日本に戻り、正臣が向かったのは、ハナグルマを唯一修復できる水野家だった。水野美冬は真珠職人の母と二人暮らし。学徒勤労動員で浜松にある挺身工場に出発する前夜、母から重大な話を聞かされる。早世した父は実の父ではなく、本当の父は「真珠王」と呼ばれる帝國真珠の創業者・藤堂高清だという……。時代の波に翻弄されながらも美冬は自らの運命を切り開いていく。