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野生の教養 2

一人に一つカオスがある

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-588-13043-4
4-588-13043-9
税込価格 3,520円
頁数・縦 442,3P 19cm
シリーズ名 野生の教養

商品内容

要旨

農耕以前の狩猟採集時代にさかのぼって知を練り直す「野生の教養」。一人一人のうちに気づかれずして存在し、私たちの想像力を働かせる磁場となる「カオス」。秩序化・制度化する前の渾沌とした深淵に潜り込み、飼いならされざる自由でアナーキーな学びを掬いあげる。明治大学大学院教養デザイン研究科の領域横断的知が結晶化した、これからの教養の入門書。

目次

第1部 思想・科学(カオスと共同性―つながりの基礎となるものについて
読み継がれるアナーキズム・ユートピア構想―bolo’bolo 「カオス」に調和を見出す
渾沌と軍隊 ほか)
第2部 歴史・社会(カウンター・ジハード主義とインターネット・コミュニティ―ノルウェー連続テロ事件とバルカンを結ぶもの
カオス・アメリカ・『スター・ウォーズ』
電子メディア時代のスポーツ―ノルベルト・ボルツのメディア美学と公共圏 ほか)
第3部 文学・芸術(安吾『白痴』が上演した戦争と廃墟の「道」
石川啄木の『ローマ字日記』―隠れ蓑の中でのカオス
カオスと消尽―開高健『日本三文オペラ』をめぐって ほか)

著者紹介

丸川 哲史 (マルカワ テツシ)  
明治大学政治経済学部教授
岩野 卓司 (イワノ タクジ)  
明治大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)