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災害特派員 その後の「南三陸日記」

集英社文庫 み54−6

出版社名 集英社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-08-744717-0
4-08-744717-0
税込価格 770円
頁数・縦 308P 16cm

商品内容

要旨

人を殺すのは「災害」ではない。いつだって「忘却」なのだ―。東日本大震災の最前線に住み込み、現地の人々と共に暮らしながら、小さな声に耳を傾け続けた日々。家族全員を失った女性、直後に授かった新しい命、児童や教員の死に苦悩する学校関係者、親友のカメラマンの死…。朝日新聞に掲載され、大反響を呼んだ「南三陸日記」の続編とも呼べる震災ルポルタージュの傑作。待望の文庫化。

目次

序章 答えられなかった質問の答え
第1章 地図のない町
第2章 社会部員たちとの夜
第3章 赴任命令
第4章 南三陸町長の強さと弱さ
第5章 戸倉小学校と戸倉中学校
第6章 異端児の挑戦
第7章 新しい命
第8章 ライバルとの食卓
第9章 警察官の死
第10章 ジャーナリズムとは何か
第11章 最後の写真

出版社・メーカーコメント

あれから13年−−津波の被災地の最前線で取材をし、現地の人々の小さな声に耳を傾け続けてきた筆者による執念のルポルタージュ。

著者紹介

三浦 英之 (ミウラ ヒデユキ)  
1974年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者、ルポライター。『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で第13回開高健ノンフィクション賞、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で第25回小学館ノンフィクション大賞、『南三陸日記』で第25回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(布施祐仁氏との共著)で第18回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、『太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密』で第10回山本美香記念国際ジャーナリスト賞と第22回新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)