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不完全性定理とはなにか ゲーデルとチューリング天才はなにを証明したのか

完全版

ブルーバックス B−2277

出版社名 講談社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-06-536226-6
4-06-536226-1
税込価格 1,210円
頁数・縦 277P 18cm
シリーズ名 不完全性定理とはなにか

商品内容

要旨

正しくても常に証明できるとはかぎらない。ゲーデルの不完全性定理は、公理と推論規則から数学全体を導こうと考えていた、当時の数学界に衝撃を与えました。チューリングは「決定問題」を考察するなかで、「チューリング機械」という仮想的な計算機から「計算可能性と停止問題」に行き着きます。二人は同じことを全く別の視点から証明したのです。天才たちの思考の軌跡を楽しく見ていきましょう。

目次

第0章 こころの準備(公理から集合まで
いわゆる3ワカランについて
この本の構成と読み方)
第1章 無限に挑んだドン・キホーテ、ゲオルク・カントール(まちがいだらけと揶揄されたカントール
無限ホテルの怪 ほか)
第2章 ラッセル卿の希望を打ち砕いたクルト・ゲーデル(ラテン語の文法を完全にマスターした子供
論理学超入門(真偽表) ほか)
第3章 チューリングの辞書に「停まる」という文字はない(チューリングの肖像
友人の死と心脳問題 ほか)
第4章 Ω数、様相論理、エトセトラ(グレゴリー・チャイティンとΩ数
いろいろな不完全性 ほか)
特別対談 不完全性定理―数学と哲学の交差点から 加藤文元×竹内薫

出版社・メーカーコメント

正しくても常に証明できるとは限らない。「証明」を深く考察した「不完全性定理」は真な命題は必ず証明できるはずだと考えていた数学

著者紹介

竹内 薫 (タケウチ カオル)  
サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。「サイエンスZERO」(NHKEテレ)の司会を長く務め、科学コミュニケーターとしても広く知られる。また、教育にも強い関心を持っており、YES International School校長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)