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感じる万葉集 雨はシクシクと降っていた

角川選書 1204 角川選書ビギナーズ

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-04-703729-8
4-04-703729-X
税込価格 1,595円
頁数・縦 183P 19cm

商品内容

要旨

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか―。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。

目次

第1章 潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ(潮はコヲロコヲロ
鼻はビシビシ ほか)
第2章 酔っぱらいはヱラヱラ(酔っぱらいはヱラヱラ
馬はトドと歩む ほか)
第3章 万葉の雨はシクシク降る(雨はシクシク
紅葉は黄色 ほか)
第4章 牽牛と織女にはメッセンジャーボーイが居た(牽牛と織女を結ぶメッセンジャーボーイ
月人壮士がいたからこそ ほか)
第5章 幸せのサチ(幸せのサチ
春は来るもの、春は立つもの ほか)

出版社・メーカーコメント

古典を学ぶということは、古に思いを馳はせるということにほかなりません。遠い昔のことが、まるで今、自分の目の前で起こっているように感じられたその瞬間、私たちは古典をほんとうに読んだことになるのではないでしょうか。そういう経験を読者の皆さんと一緒にしてゆきたい、と思って作りました。(本書 第1章より 一部抜粋)

著者紹介

上野 誠 (ウエノ マコト)  
1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)