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神仏融合史の研究

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-8158-1173-0
4-8158-1173-3
税込価格 6,930円
頁数・縦 427,11P 22cm

商品内容

要旨

複合的な宗教文化の始まりと展開。アジア各地に見られる神仏の“融合”は、日本ではどのように導入・発展・定着し、その過程でいかなる独自性を獲得したのか。神宮寺建立とそれを支えた思想から、山岳信仰や鬼神観念、本地垂迹説の成立まで、仏法と神信仰の重層的な融合過程をつぶさに検討。日本の宗教を世界史的視座から再考する。

目次

神仏融合史研究序説
第1部 総論(日本における神仏融合の成立と展開
神仏習合学説形成史の批判的考察)
第2部 各論(多度神宮寺と神仏融合―中国の神仏融合思想の受容をめぐって
最澄の神仏融合と中国仏教
宗叡の白山入山をめぐって
鬼と神と仏法―役行者の孔雀王呪法を手がかりに
垂迹思想の受容と展開―本地垂迹説の成立過程
恵亮の表の読解―駒井匠氏の見解に寄せて
本地垂迹説の成立とその特質)
神仏融合史の特質

出版社・メーカーコメント

アジア各地に見られる神仏の〈融合〉は、日本ではどのように導入・発展・定着し、その過程でいかなる独自性を獲得したのか。神宮寺建立とそれを支えた思想から、山岳信仰や鬼神観念、本地垂迹説の成立まで、仏法と神信仰の重層的な融合過程をつぶさに検討。日本の宗教を世界史的視座から再考する。

著者紹介

吉田 一彦 (ヨシダ カズヒコ)  
1955年東京都に生まれる。現在、名古屋市立大学人間文化研究科特任教授、同名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)