• 本

家康伝説の謎

草思社文庫 わ3−3

出版社名 草思社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7942-2760-7
4-7942-2760-4
税込価格 1,210円
頁数・縦 355P 16cm

商品内容

要旨

辛抱強い戦略家、神君といった家康の一般的イメージは、江戸期に創られた、家康を特別視する「松平・徳川中心史観」に基づくものであり、誤りが少なくない。本書では、今川氏の人質時代から信長との同盟時代、豊臣政権時代、関ヶ原の戦い・大坂の陣の時代まで、家康の生涯を一次史料に基づく最新研究からつぶさに検証。俗説を排し、通説を見直し、真の家康像を浮き彫りにする。

目次

第1部 権力確立期の家康(「徳川四天王」の実像
松平信康事件は、なぜ起きたのか?
家康の領国支配はどのように行われたか?
家康と本能寺の変をめぐる謎)
第2部 豊臣政権下の家康(小牧・長久手の戦いで家康は負けたのか?
なぜ家康は江戸に入ったのか?
豊臣五大老としての家康
最初から家康は石田三成と仲が悪かったのか?)
第3部 関ヶ原の戦い・大坂の陣における家康(小山評定は本当にあったのか?
「直江状」は本物なのか?
家康と秀頼との関係―「二十公儀体制」をめぐって
方広寺鐘銘事件の真相とは?)
第4部 家康の戦略(家康は戦さ巧者だったのか?
家康はどのように大名統制を進めたか?
家康と天皇・公家衆)

出版社・メーカーコメント

家康は「戦さ巧者」だったのか?「小山評定」は本当にあったのか?気鋭の研究者たちが明かす家康の「虚像」と「実像」!人質時代から織豊時代、天下人になるまで、その生涯を一級史料から追う。辛抱強い戦略家、神君といった家康の一般的イメージは、江戸期に創られた、家康を特別視する「松平・徳川中心史観」に基づくものであり、誤りが少なくない。本書では、今川氏の人質時代から信長との同盟時代、豊臣政権時代、関ヶ原の戦い・大坂の陣の時代まで、家康の生涯を一次史料に基づく最新研究からつぶさに検証。俗説を排し、通説を見直し、真の家康像を浮き彫りにする。

著者紹介

渡邊 大門 (ワタナベ ダイモン)  
1967年、神奈川県生まれ。歴史学者。関西学院大学文学部史学科日本史学専攻卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)