商品内容
要旨 |
人間の生命は両親から一本ずつ染色体を受け継ぎ誕生するが、染色体が三本に増えている病気があり、「トリソミー」と呼ばれる。本書では、小児外科医である著者が「地元の主治医としてトリソミーの赤ちゃんの面倒をみてほしい」と近隣の総合病院から依頼され、朝陽(あさひ)君とその両親に出会い、対話を重ねる様子が丁寧に綴られる。障害児を授かった意味を懸命に探る両親、著者が辿り着いた境地は―。第20回小学館ノンフィクション大賞大賞受賞作『運命の子トリソミー―短命という定めの男の子を授かった家族の物語』に、文庫本のための最終章などが加筆された「完全版」。 |
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目次 |
第一章 十八年ぶりに出会う患者 |
出版社・メーカーコメント
染色体の異常・13トリソミーの赤ちゃんは様々な奇形を伴い、短命の定めにある。障害児を授かった意味を懸命に探る両親に出会った小児外科医の著者は、受容することの難しさと大切さを両親とともに考え続ける。