激震
講談社文庫 に28−18
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-536242-6
(4-06-536242-3) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 523P 15cm |
商品内容
要旨 |
阪神・淡路大震災の取材のため、雑誌記者の古毛冴樹は神戸に入った。焼け跡に佇む女性と視線が合う。その眼は他の被災者とは違う深遠な光を放っていた。帰京後、地下鉄サリン事件が発生。日本国内のメディアはオウム真理教報道一色に染まっていく。未曾有の災害や事件を経験した著者の経験が生んだ渾身長編。 |
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出版社・メーカーコメント
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と未曾有の災厄が相次いだ一年、戦後五十年かけてこの国が築き上げたあらゆる秩序が崩れ去っていく……。昭和史の闇を抉った傑作『地の底のヤマ』の著者が描き出す平成の奈落。雑誌記者として奔走した自身の経験が生んだ渾身の力作長編。年明け早々に阪神地方を襲った大地震に衝撃を受け、被災地に駆けつけたヴィジュアル月刊誌「Sight」記者の古毛は、その凄まじい惨状に言葉を失う。神戸でも火災被害の激しかった長田地区では焼け跡に佇む若い女と遭遇。夕方の光を背にこちらを振り向いたときの眼はかつて戦場で出会った少年兵とそっくりだった。果たして彼女は何者なのか?