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奈良時代の大造営と遷都 宮都と寺院の実像を探る

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-642-08464-2
4-642-08464-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 258P 19cm

商品内容

要旨

平城京に都を遷し、新たに律令社会の形成をめざした奈良時代。国司・郡司の仕事や対馬・隠岐の実像など、古代社会の諸相を描く。遷都を繰り返した聖武天皇の意図や、大仏の造立、平城京の寺々などにも説き及ぶ。

目次

第一章 古代の役人たちと地域の社会(地方の行政を担った国司
郡の役所と郡司の仕事 ほか)
第二章 複都制と都の移動(藤原宮・京の造営と周礼型都城
聖武天皇と三都制の構想 ほか)
第三章 平城京と寺々の世界(興福寺と西金堂の造営
聖武天皇と信楽での大仏造立 ほか)
第四章 墓誌を残した人びと(太安万侶の墓誌とさまざまな墓誌
石川年足の墓誌とその経歴 ほか)
第五章 みやこの建築物の瓦造り(初期寺院の瓦生産―奈良県五條市の瓦窯跡
藤原宮の造営と瓦生産 ほか)

出版社・メーカーコメント

七一〇年、藤原京より平城京に都を遷し、新たに律令社会の形成をめざした奈良時代。地方の行政を担った国司・郡司らの仕事や古代の道に立てられた告知札、対馬・隠岐の実像や墓誌にいたるまで、古代社会の諸相を描く。遷都を繰り返した「聖武による五年間の彷徨」の意図や、行基が参画した大仏造立、平城京内の寺々の造営の実態を解き明かす。

著者紹介

小笠原 好彦 (オガサワラ ヨシヒコ)  
1941年青森市に生まれる。現在、滋賀大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)