格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-537926-4
(4-06-537926-1) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 429P 20cm |
商品内容
要旨 |
2003年の大晦日23時00〜03分の4分間は、テレビ史上初めて紅白歌合戦が視聴率で裏番組に抜かれた、歴史に残る4分間となった。最高視聴率43%を記録したのは、まさに、曙がサップに倒された瞬間である。 |
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目次 |
第1章 史上最大の格闘技ワールドカップ |
出版社・メーカーコメント
2003年の大晦日、TBS、日本テレビ、フジテレビがいずれもゴールデンタイムに格闘技興行を放映した。なかでも、TBSが放送した「K−1Dynamite!」のメインイベントとして行われた「曙太郎vsボブ・サップ」の試合は、元横綱の総合格闘技デビュー戦でもあり注目を集めた。そして、曙が豪快にマットに沈んだシーンでは、裏番組のNHK紅白歌合戦を視聴率で上回る快挙となった。だが、派手な興行戦争の裏側では、選手の引き抜き、ギャラ交渉、放映権問題などを巡り、テレビ局、格闘技団体、選手、さらには興行に関わる裏社会の人間たちによる虚々実々の駆け引きが行われていた。決して表に出なかった内幕を徹底した取材で浮き彫りにする。【本書の内容】序章 フジテレビショック第1章 史上最大の格闘技ワールドカップ第2章 石井和義逮捕第3章 ミルコ・クロコップという奇跡第4章 あの夏のタイソン第5章 今年は日本テレビが中継第6章 曙太郎対ボブ・サップ第7章 猪木、雲隠れ第8章 ヒョードル来日第9章 大晦日狂騒曲第10章 格闘技が紅白に勝った日終章 勝者なき戦争【著者略歴】細田昌志(ほそだ・まさし)1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業後、中華料理店勤務、代行業、代筆業、結婚式の司会、リングアナウンサーなど職を転々としたのち、CS放送「サムライTV」の格闘技情報番組のキャスターに就任。その後、放送作家をへて作家に。3作目のノンフィクション『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝』(新潮社)で第43回講談社 本田靖春ノンフィクション賞を受賞、近著『力道山未亡人』(小学館)で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞。