『失われた時を求めて』の謎 隠された構造を探る
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2025年1月 |
ISBNコード |
978-4-00-022247-1
(4-00-022247-3) |
税込価格 | 7,480円 |
頁数・縦 | 407,38P 22cm |
商品内容
要旨 |
『失われた時を求めて』は幾重もの深い謎に包まれている。―長篇はどのように誕生しし、いまある形になったのか?没後百年を経て発見された「七十五枚の草稿」とは何か?社交界における同性愛とユダヤ性の位置づけと、作中での芸術の果たす機能とは?ヒロイン・アルベルチーヌはなぜ捉えどころがないのか?すべてのできごとを語る一人称の「私」とは何者なのか?―アルベルチーヌ物語の生成過程などを突きとめたプルーストの草稿研究の先駆者が、長篇に隠された構造と作家の手法を精緻に読み解き、小説と批評を総合した希有なる作品の新たな相貌を浮かび上がらせる。巻末に『失われた時を求めて』全巻の梗概を付す。 |
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目次 |
第一部 大長篇誕生の謎(まぼろしの初稿の発見―「七十五枚の草稿」を読む― |
出版社・メーカーコメント
『失われた時を求めて』は幾重もの謎に包まれている。−−長篇はいかに誕生したのか? 対比されているのはスワン家とゲルマント家なのか? ヒロイン・アルベルチーヌはなぜ捉えどころがないのか? 「私」という一人称の仕掛けとは?−−小説と批評を総合した希有なる作品の隠された構造を、草稿研究の先駆者が精緻に読み解く。