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霊的近代の興隆 霊術・民間精神療法

吉永進一セレクション 第1巻

出版社名 国書刊行会
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-336-07553-6
4-336-07553-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 508P 20cm

商品内容

要旨

近代化された呪術とカルト的場。日本の精神療法の流行は、グローバル化の一端であった。欧米の思想界に渦巻く“精妙な流体”が太平洋を渡って日本に流れ込み、呪術の近代化が始まる。第4部には、知職人が集うカルト的場に関する論考を収める。宗教学の“余白”を彩る、斯界のニッチ産業!

目次

1 魅する電磁気流体と近代日本(「電気的」身体―精妙な流体概念について
動物磁気からサブリミナルへ―メスメリズムの思想史
呼吸法とオーラ―オカルト心身論の行方)
2 民間精神療法の諸相(霊と熱狂―日本スピリチュアリズム史序説
原坦山の心理学的禅―その思想と歴史的影響
精神の力―民間精神療法の思想
民間精神療法の心身=宇宙観)
3 田中守平と太霊道の時代(太霊と国家―太霊道における国家観の意味
太霊道と精神療法の変容―田中守平から桑田欣児へ)
4 大正期のカルト的場(大川周明、ポール・リシャール、ミラ・リシャール―ある邂逅
大正期大本教の宗教的場―出口王仁三郎、浅野和三郎、宗教的遍歴者たち)

著者紹介

吉永 進一 (ヨシナガ シンイチ)  
1957‐2022年。舞鶴工業高等専門学校元教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程宗教学専攻学修退学
栗田 英彦 (クリタ ヒデヒコ)  
1978年生まれ。佛教大学、愛知学院大学等非常勤講師。東北大学大学院文学研究科修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)