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戦後とは何か

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-12-005871-4
4-12-005871-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

兇暴で抒情的な「悪時代」を映す二十代作品集。昭和二十年八月、そのとき二十歳だった―。三島由紀夫生誕100年。

目次

八月十五日に寄す(昭和25年 天の接近
昭和30年 終末感からの出発
昭和30年 八月十五日前後 ほか)
「悪時代」としての戦後(重症者の兇器
精神の不純
美しき時代 ほか)
二十代の自画像(招かれざる客
反抗と冒険
堂々めぐりの放浪 ほか)
鍵のかかる部屋

出版社・メーカーコメント

その時代に住む人間は一様に、自分の生きている時代を「悪時代」と呼ぶ権利をもっている−−昭和20年8月の敗戦後から昭和30年までに発表された三島由紀夫20代の社会評論、自伝的エッセイを中心に、「果たし得ていない約束」など戦後観を示すエッセイ、短篇小説「鍵のかかる部屋」を収録。兇暴で抒情的な「悪時代」を映す二十代作品集。解説=梶尾文武 《生誕100年記念出版》

著者紹介

三島 由紀夫 (ミシマ ユキオ)  
1925年、東京生まれ。東京大学法学部卒業。在学中に『花ざかりの森』を刊行。47年大蔵省に入り翌年退官。49年刊行の『仮面の告白』で名声を確立。主な著書に『金閣寺』(読売文学賞)、『潮騒』(新潮社文学賞)、『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)など。70年『豊饒の海』を脱稿後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)