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砂時計の科学

講談社学術文庫 2849

出版社名 講談社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-06-538267-7
4-06-538267-X
税込価格 1,122円
頁数・縦 213P 15cm

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商品内容

要旨

流れ、飛び、混ざり、ゆれる「粒」の向こうに、世界の真理が見える!砂時計の不思議をめぐる探究は、やがて雪崩や縞模様、果ては満員電車や交通渋滞のメカニズムの解明へと至り着く。異なるものたちのあいだに共通の法則を見出し、研究の最前線と日常生活を往還する物理学の「本当の面白さ」を伝える、第一線で活躍する著者による、絶好の入門書。

目次

第一章 流れ落ちる
第二章 吹き飛ばされる
第三章 かき混ぜられる
第四章 吹き上げられる
第五章 ゆすられる
第六章 粒粒体とは何か

出版社・メーカーコメント

世界は「粒」でできている!砂時計の不思議をめぐる探究は、やがて雪崩や縞模様、果ては満員電車や交通渋滞のメカニズムの解明へと至り着く。異なるものたちのあいだに共通の法則を見出し、研究の最前線と日常生活を往還する物理学の「本当の面白さ」を伝える、自身第一線で活躍する著者による、絶好の物理学入門。【本書の主な内容】[満員電車]乗り降りをスムースにするには、ドアを大きくする? 数を増やす?[渋滞]発生の秘密は「1/fノイズ」にあった?[縞模様]砂漠の風紋はシマウマの縞に通ず?[山]麓より頂に重い砂粒が集まるのはなぜ?[砂丘]「三日月」に「星」……砂が風に飛ばされただけでなぜこんな地形が?[ピラミッド]その威容は、砂にはない「不自然」な角度のおかげ?[生命]粉粒体の縞々と生命の誕生は同じ原因?【目次】はじめに第一章 流れ落ちる第二章 吹き飛ばされる第三章 かき混ぜられる第四章 吹き上げられる第五章 ゆすられる第六章 粉粒体とは何かおわりに参考文献ガイド学術文庫版へのあとがき(*本書の原本『砂時計の七不思議』は第12回講談社科学出版賞受賞)

著者紹介

田口 善弘 (タグチ ヨシヒロ)  
1961年、東京生まれ。東京工業大学助手などを経て、中央大学理工学部教授。本書の原本『砂時計の七不思議』で第12回講談社科学出版賞受賞。バイオインフォマティクスの分野で、スタンフォード大学とエルゼビア社による「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」に2021年度から24年度まで4年連続選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)