• 本

猫とわたしの東京物語

講談社文庫 に23−7

出版社名 講談社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-06-538237-0
4-06-538237-8
税込価格 1,067円
頁数・縦 217P 15cm

商品内容

要旨

上京したての、まだ何者でもなかったあの頃。早く東京に慣れたくて、ひたすら歩いた。都電沿線の街にはあちこちに猫がいた。猫とふれあう人がいた。さまざまな表情を見せる猫たちにカメラを向け、シャッターを切った。どこか懐かしくて、あたたかい。犬猫写真家新美敬子、心に火がともるフォトエッセイ。

目次

第1章 『職業犬猫写真家 猫とわたしの東京物語』全編(早稲田
鬼子母神前
町屋駅前 ほか)
第2章 ときどき子猫の下宿屋さん(うらわん&めじろん
チアミン
きん&あか
マリアン)
第3章 長い長い皆既日蝕を抜けて(20年ふた昔
荒川遊園地前
荒川一中前
新庚申塚
向原)

出版社・メーカーコメント

『猫のハローワーク』『世界のまどねこ』など、世界中を旅する犬猫写真家新美敬子の出発点。上京したばかりで、何物でもなかったあの頃、よく散歩した都電荒川線沿線。家並みからひょっこり顔を出す猫たちと仲良くなった新美さん。人見知りの猫たちも、なぜか安心して寄ってくる。猫たちのしぐさを記録に残したくてカメラを向けてみた。もしかしたらそれが犬猫写真家の”原点”だったのかもしれない。自由で時間だけはあって、どこか不安でなにかを探していたあのころ。かわいいだけじゃない、しぜんな猫たちのしぐさを追いかける新見さんの”原点”を旅するような、すこし切なく心に響くフォトエッセイ。

著者紹介

新美 敬子 (ニイミ ケイコ)  
1962年愛知県生まれ。犬猫写真家。郵便局員を経て1988年よりテレビ番組製作の仕事につき、写真と映像を学ぶ。世界を旅して出会った猫や犬と人々との関係を、写真とエッセイで発表し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)