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大軍都東京 忘れられた日本の戦争遺跡を訪ねる

出版社名 笠間書院
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-305-71034-5
4-305-71034-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 262P 19cm

商品内容

要旨

戦前の東京は、軍の施設が密集する軍都の中の軍都、「大軍都」でした。戦後、軍用地のほとんどは転用され、今や軍がいたことすら知らない人も増えているようです。しかし、丁寧に目を凝らすと、多くの遺跡があちこちに今も当時の記憶を残し続けています。団地は軍需工場、公園は飛行場、緑道は軍用線、オブジェは高射砲台座!?あの公園・学校・病院・住宅地・道路も軍事施設だった。戦後80年。今なお残る戦時下東京の痕跡を見て、学ぶ。

目次

第一章 軍に囲まれていた皇居と海軍発祥の地 皇居周辺と築地地区
第二章 軍の街だった赤坂・六本木・青山 港区など
第三章 陸軍の学校が集まり、いまだに謎も残る地 新宿区
第四章 練兵場だった代々木公園/海軍施設だらけ芝公園 渋谷区・目黒区など
第五章 軍需工業地帯だった赤羽・十条・王子 板橋区・北区
第六章 大演習場が広がっていた住宅街 世田谷区など
第七章 大兵器工場だったドームシティ 文京区
第八章 スパイ学校、特攻基地、防空陣地もあった 練馬区・中野区・荒川区・葛飾区など
第九章 多摩地区は軍の航空拠点 多摩地区

著者紹介

黒田 涼 (クロダ リョウ)  
作家・江戸歩き案内人。各地の歴史の痕跡を、歩いて、探して見出すことにこだわっている。江戸・東京23区内に詳しいが、近年は全国の城下町紹介など地方にも力を入れている。執筆のみならず散策講師も年数十日務める。「おはよう日本」「タモリ倶楽部」「美の壷」などテレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)