保元の乱・平治の乱
戦略で分析する古戦史 2
出版社名 | 原書房 |
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出版年月 | 2025年2月 |
ISBNコード |
978-4-562-07508-9
(4-562-07508-2) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 298P 20cm |
商品内容
要旨 |
「保元の乱」、「平治の乱」という史上にあって知れ亘る二合戦は、片や古代終焉の象徴、片や新時代の契機として、ともに社会システムの変更刷新という一連の大きな流れの中に位置付けられる。本書は、一続きに見られがちなこれら二つの兵乱の差異を、戦略や戦術、あるいは大戦略といった見地から吟味し詳らかにするものである。戦略論の原則・法則を演繹的に軍記物語に当てはめた時に文学という外皮が取り払われ、物語著者の意図を離れた史実が姿を現す。絶賛されていた者が批判の対象になり時には愚者となり、悪評芬々たる奸物が称揚の的となる傑物へと評価一変し様変わりする。そうした歴史の乱反射の果てに孤高の人物像を結ぶのが誰あろう平清盛その人なのである。 |
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目次 |
第1章 軍記物語の利用法(軍記物語と史料の問題 |
出版社・メーカーコメント
古代最後の内戦「保元の乱」と、政権への明確な叛乱「平治の乱」。戦略分析で定評の高い著者が、軍記物語を題材に、二つの合戦の連続性を見ながら、古代から中世への時代の変革を画した戦いを、社会科学の視点で詳細に分析。