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論破という病 「分断の時代」の日本人の使命

中公新書ラクレ 834

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-12-150834-8
4-12-150834-3
税込価格 1,210円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

SNSの罵りあいに疲れたあなたへ―今必要なのは、「メタ正義感覚」だ!「正義vs.正義」の対立を超え、日本だからこそ実現できる未来を描こう!

目次

序章
第1章 「メタ正義感覚」とは、何であって何でないのか?
第2章 過去20年不調な日本だからこそできること
第3章 日本が「カイカク」できなかった本質的な理由
第4章 日本において本当に「カイカク」を実現するには
第5章 日本人の給料を上げるための一貫した戦略について
第6章 ケーススタディズ
終章 あなたにも創れるメタ正義の種

出版社・メーカーコメント

自分と異なる意見を持つ相手を「敵」と認定し、罵りあうだけでは何も解決しない。今必要とされているのは、「メタ正義感覚」だ−−。日本に放置されているコミュニケーション不全に対し、対立する色々な立場の間を繋いで成果を出してきた”経営コンサルタント”の視点と、さまざまな個人との文通を通じ、社会を複眼的に見てビジョンを作ってきた”思想家”の視点を共に駆使し、新しい活路を見いだす。 堀江貴文氏失脚に象徴的な日本の「改革」失敗の本質的な理由や、日本アニメの海外人気が示唆するもの……などをひもとくことで、「グローバル」を目指して分断が深まった欧米とは異なる、日本ならではの勝ち筋を見つけ、この20年の停滞を乗り越える方策を提示する。 また、明治神宮外苑再開発問題、再エネvs原発の電力問題、川口市のクルド人問題、歴史認識問題−−現代の具体的な課題を元に、解決に向かう考え方を示す。 あらゆる「絶対」が無効化し、混迷が深まる多極化時代の道しるべとなる1冊。

著者紹介

倉本 圭造 (クラモト ケイゾウ)  
1978年、神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業後、マッキンゼー入社。「グローバリズム的思考法」は「日本社会の現実」との大きな矛盾に直面し、両者を相乗効果的関係に持ち込む新しい視座の必要性を痛感。その探求のため肉体労働現場やホストクラブにまで潜入して働く「社会の上から下まで全部見る」フィールドワークを行ったのち、船井総研を経て独立。中小企業のコンサルティングで「10年で年150万円平均給与を上げる」などの成果を出す一方、老若男女の多様な人々との文通を通じた「人生について一緒に考える」仕事も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)