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死して生きる哲学 西田哲学における他者・身体・超越

出版社名 晃洋書房
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-7710-3896-7
4-7710-3896-1
税込価格 2,750円
頁数・縦 181P 22cm

商品内容

要旨

西田哲学研究における伝統的立場―仏教、とりわけ禅仏教に立脚した立場―とは異なる視座から、西田の中期における『無の自覚的限定』から最晩年の論文「場所的論理と宗教的世界観」に至るまでを中心的に考察。従来の立場とは異なる「不可逆」の観点から西田幾多郎全体を解釈しなおす事に成功した画期的労作!

目次

第一章 西田幾多郎の思索の出発点にあるもの―二つの終焉記を中心に―
第二章 前期西田の思索的特徴―「他者」「身体」「表現」「超越」の観点から―
第三章 中期西田における「他者」と「超越」―論文「私と汝」を中心に―
第四章 中期西田における「身体」―『無の自覚的限定』とその関連講演を中心に―
第五章 後期西田における「他者」と「身体」―「表現的関係」への転換―
第六章 「表現」と「超越」―論文「実践哲学序論」を手がかりに―
第七章 逆対応と平常底―論文「場所的論理と宗教的世界観」を中心に―
補論一 鈴木亨の「存在者逆接空」の哲学とその射程―西田哲学の批判的継承に向けて―
補論二 三木清の遺稿「親鸞」における一考察―後期西田哲学を手がかりにして―

著者紹介

喜多 源典 (キタ モトノリ)  
1971年京都府生まれ。現在、関西大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)