• 本

倭寇とは何か 中華を揺さぶる「海賊」の正体

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-10-603922-5
4-10-603922-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 217P 20cm

商品内容

要旨

倭寇が中国の歴史を動かしてきた―驚きの「倭寇史観」!日本史学は「倭寇は日本人主体ではない」と立証した。それでは、彼らは何者だったのか。グローバルな視座から東アジアの長期的な構造をとらえなおし、倭寇が収束したとされる17世紀以降も次々と「海賊」が現れ、今なお「中華」の秩序を揺さぶり続けている状況を解き明かす。世界史の見方が大きく変わる、岡本史学の決定版!

目次

第1章 「倭寇」をみなおしてみる(経過と言説
研究の進展 ほか)
第2章 「互市」の時代(鄭成功
「倭寇」から「互市」へ ほか)
第3章 近代史という「倭寇」(アヘン戦争と「条約体制」
「洋務」の展開 ほか)
第4章 革命とは「倭寇」?(変法
孫文と「革命」 ほか)
第5章 「倭寇」相剋の現代中国(国民政府の時代
中華人民共和国 ほか)

出版社・メーカーコメント

倭寇が中国の歴史を動かしてきた−−驚きの「倭寇史観」! 日本史学は「倭寇は日本人主体ではない」と立証した。それでは、彼らは何者だったのか。グローバルな視座から東アジアの長期的な構造をとらえなおし、倭寇が収束したとされる17世紀以降も次々と「海賊」が現れ、今なお「中華」の秩序を揺さぶり続けている状況を解き明かす。世界史の見方が大きく変わる、岡本史学の決定版!

著者紹介

岡本 隆司 (オカモト タカシ)  
1965年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科東洋史学博士後期課程満期退学。博士(文学)。宮崎大学助教授、京都府立大学教授を経て、現在、早稲田大学教授。専攻は東洋史・近代アジア史。著書に『近代中国と海関』(大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(サントリー学芸賞受賞)、『中国の誕生』(樫山純三賞、アジア・太平洋賞特別賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)