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生命にとって金属とはなにか 誕生と進化のカギをにぎる「微量元素」の正体

ブルーバックス B−2284

出版社名 講談社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-06-538554-8
4-06-538554-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、モリブデン…。金属は体内で、いったいなにをしているのか?生命は誕生初期、エネルギーを効率よく使用するため、のちにヘモグロビンの中核をなす鉄を取り込んだ。生物が利用する金属の種類と機能は、体構造の複雑化にともなってどんどん多様化し、健康を維持するための必要不可欠な存在となった。「微量」の名とは裏腹に、多種多様で、きわめて重要な役割を果たしている生体金属―。その存在は、生命の誕生と進化にどう関わったのか?多すぎても少なすぎても体調に異変をきたす理由とは?「金属=無生物」の視点からみた壮大な生命史!

目次

第1章 生命の誕生と金属―“いのち”をつくる金属元素の不思議
第2章 生命のエネルギー源「酸素」を使いこなす金属―そのメリット/デメリットをどう制御しているか
第3章 「新しい生物の出現」を可能にした金属のはたらき―カンブリア大爆発の謎に迫る
第4章 微量元素を使え!―体内ではたらく金属たちの姿をとらえる
第5章 金属とはなにか―その性質を決める「周期律」を探る
第6章 金属を薬にする!―微量元素で病気を治す

出版社・メーカーコメント

金属なくして、生命の誕生も進化もありえなかった! 体内に1%以下しか存在しない微量元素の驚異のはたらきと機能を解き明かす!

著者紹介

桜井 弘 (サクライ ヒロム)  
京都薬科大学名誉教授。1942年、京都市生まれ。京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。京都薬科大学講師、徳島大学薬学部助教授、ドイツ・ザールランド大学・フンボルト財団、アメリカ・イリノイ大学、ドイツ・コンスタンツ大学、アメリカ・ブランダイス大学で博士研究員、京都薬科大学教授、分子科学研究所客員教授、鈴鹿医療科学大学薬学部教授を歴任し、2007年より現職。専門は生物無機化学・生命元素学・代謝分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)