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トリンキュロ 思考としての家具

住まい学エッセンス

出版社名 平凡社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-582-54367-4
4-582-54367-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 205P 18cm

商品内容

要旨

「イスを扱うことは見えない床・壁・天井を扱うこと」―「空間派」倉俣史朗に対するに「形態派」の雄。箱から台、板から布の皮膜へ。篠原一男のもとで建築を学び、野武士世代の建築家との協働のなかで「批評的」名作家具を創造したデザイナーの軌跡。

目次

1(家族ゲーム、文化ゲーム 聞き手・多木浩二 文化の錯綜体としての家具)
2(家具のためのメモ)
3(椅子にみる意志の表現形式をさぐって
椅子のあらわれ方・身振り ほか)
4(批評としての安物家具
板がつくる複合性 家具の記憶と現在 ほか)
5(臨界の皮膜家具
身体感覚の揺らぎ ほか)

出版社・メーカーコメント

「空間派」倉俣史朗に対するに「形態派」の雄。篠原一男のもとで建築を学び、野武士世代の建築家との協働のなかで才を解き放った家具デザイナーの軌跡。解説・伊東豊雄。

著者紹介

大橋 晃朗 (オオハシ テルアキ)  
1938年愛知県生まれ。家具デザイナー。1962年、桑沢デザイン研究所卒業。1962‐69年、東京工業大学工学部文部技官(篠原研究室)。1970年、東京造形大学専任講師。1972年、アトリエ設立。1984年、東京造形大学大学教授。篠原一男のもとで建築を学び「木地箱」「車箱」などの箱物家具を中心に活動を始め、「代田の家」(建築設計・坂本一成1976)のために設計した「椅子または台のようなイス」から家具デザインに専念。1979年より家具の社会性を考慮した「ボードファニチュア」を制作。色あざやかな皮膜家具シリーズを発表。1992年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)