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コラーゴ オペラ黎明期の舞台上演責任者

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-588-42023-8
4-588-42023-2
税込価格 5,500円
頁数・縦 178,67,14P 22cm

商品内容

要旨

オペラ誕生前夜の歴史をたどる。16世紀末にフィレンツェで誕生した「オペラ」。その黎明期には、音楽を用いた舞台芸術の制作・上演にかかわるすべてを裏方で統括し、オペラの成立に決定的に貢献した知られざる役職「コラーゴ」の存在があった。同時代の書簡や文献を渉猟し、音楽劇の萌芽と発展を考えるうえで欠かせない「コラーゴ」の実態に初めて焦点をあてる。従来のオペラ史の空白を埋め、西洋音楽史研究を刷新する労作。

目次

序章 コラーゴとは何か
第1部 コラーゴの歴史(レオーネ・デ・ソンミ
アンジェロ・インジェニェーリ
エミーリオ・デ・カヴァリエーリ
エンツォ・ベンティヴォッリオ)
第2部 舞台芸術の虚構と真実性(音楽劇の不自然さ
「真実らしさ」を重視した作品づくり
真実味のある舞台のために)
終章 「コラーゴ」を通すことで新しく見えてくる歴史的側面

著者紹介

萩原 里香 (ハギハラ リカ)  
石川県出身。日本大学芸術学部音楽学科音楽理論コース卒業、芸術学部長賞受賞。東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽文芸修士課程、及び博士後期課程修了。博士(学術)。博士在学中にイタリア政府給費奨学生としてボローニャ大学へ留学(2011〜2013年度)。東京藝術大学声楽科教育研究助手等を経て、武蔵野音楽大学、横浜市立大学、日伊学院にて非常勤講師。早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門は音楽学(西洋音楽史、イタリア・オペラ、リブレット、イタリア語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)