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桜鱒はなぜ「ヤマメとサクラマス」になったのか 釣り人が知りたい謎を解き明かす

出版社名 つり人社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-86447-748-2
4-86447-748-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 319P 19cm

商品内容

要旨

アングラーでもある研究者が、ビワマス、サツキマス、サクラマス、サラマオマスからなる“サクラマス群”がたどってきた進化の歴史と、シロサケやカラフトマスとの関係性に科学の光をあてる。そして見えてきたのは、私たちが強く惹かれてやまないトラウトの深層かもしれない。

目次

第1章 回遊行動のメカニズム(サクラマスの分類、分布、回遊生活
サクラマスの降海回遊と環境要因 ほか)
第2章 回遊行動の生態(サクラマス群の稚魚期の河川内における生態
サクラマス群の成魚の河川内における生態 ほか)
第3章 回遊行動の進化(サクラマスの秋スモルト
サクラマス群の回遊行動の進化(前編) ほか)
第4章 アウトリーチ(ドローンによる空からの行動追跡
切り欠き魚道の可能性 ほか)
第5章 サクラマスの立ち位置(サクラマスの生活史戦略)

出版社・メーカーコメント

魚類の研究者であり、釣り人でもある著者が、研究対象&釣りターゲット=サクラマス群の生態、進化、保全等について縦横無尽に解説する。本書は、水生生物を研究者目線で扱う専門誌『海洋と生物』で4年に渡る連載「サクラマス その生涯と生活史戦略」を、釣り人にも有益で読みやすいように再構成したもの。大好評を博した前著『サクラマス・ヤマメ 生態と釣り 鱒釣りと種の起源を探る特別講座』の内容をさらに広げ、系統立てて深掘りしていく。

著者紹介

棟方 有宗 (ムナカタ アリムネ)  
東京都出身。2000年、東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、宮城教育大学理科教育講座講師を経て同教授。また2007年よりオレゴン州立大(Department of Fisheries and Wildlife)courtesy faculty。専門は、魚類行動生理学、生態学、環境教育学で、国内ではサクラマス、シロサケ、アユ、ウナギ、メダカ、タナゴの研究や保全に、またアメリカやノルウェーではスチールヘッドトラウトやアトランティックサーモンの研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)