「専売建築」と妻木頼黄 「標準化」の思想と実践
出版社名 | 九州大学出版会 |
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出版年月 | 2025年3月 |
ISBNコード |
978-4-7985-0381-3
(4-7985-0381-9) |
税込価格 | 7,480円 |
頁数・縦 | 232P 27cm |
商品内容
要旨 |
明治期の官僚建築家として大蔵省営繕組織を率いた妻木頼黄。同組織が所掌した、煙草と塩の専売制度施行を支えた施設群「専売建築」の計画・整備は、建築家妻木の代表作として認知されておらず、これまで体系的な研究の対象とされていない。本書は、短時日での大量の施設計画を可能にした要素として、妻木以下の組織を挙げた「標準化」への志向を検討の起点に据える。計画の具体相を、関連する法令や諸制度の整備、人員調達や配置などの組織運営、技術・意匠に関する姿勢といった、ヒト、組織、モノの相関性から実証的に読み解き、明治後期から大正前期にかけての建築の近代化過程を新たな視角から捉え直す。図面や絵葉書、現存建物の写真など多くの図版を収録。 |
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目次 |
序章 課題と視角 |