詩の構造についての覚え書 ぼくの《詩作品入門》
ちくま学芸文庫 イ64−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2025年3月 |
ISBNコード |
978-4-480-51292-5
(4-480-51292-6) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 206P 15cm |
商品内容
要旨 |
詩を、作者の心情の直接的発露であり、それを伝える手段だとする見方は根強い。だが、詩において言葉は日常の用法とは異なる態度で取り扱われる。それゆえ、著者が「詩は表現ではない」と明言したとき、旧来の詩観は大きく揺さぶられることとなった。言葉を関係性によって捉えることが重視され、「作者―発話者―主人公」の区別に紙幅が費やされる。これらを通し、われわれは詩がどのようにして成り立つのか、その秘密に近づけるだろう。詩とはいったい何か。この問題を追究したものとして本書に並び立つ書はいまもって少ない。実作者も鑑賞者も一度は読んでおきたい詩作品入門。 |
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目次 |
1 手もちの材料と道具の点検(詩は表現ではない |
出版社・メーカーコメント
「詩は表現ではない」。では、詩とは何か。作者と発話者の区別など、詩作品成立の根本問題を論じ、大きな反響を呼んだ長篇評論。解説 野村喜和夫