ジジイの片づけ
集英社文庫 さ72−1
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2025年3月 |
ISBNコード |
978-4-08-744753-8
(4-08-744753-7) |
税込価格 | 726円 |
頁数・縦 | 223P 16cm |
商品内容
要旨 |
モノの片づけは、心の片づけでもある。使わない物を整理処分すると部屋も広く、心も明るくなってくる。毎朝10分間の片付けを習慣にすれば、あなたの心にも前向きさが蘇ってくる…。「人生に不安を感じたら窓を拭く」など納得の金言が、親しみやすいお馴染みのイラストと共にちりばめられています。23編のエッセイ&19のコラムが、あなたの目からドンドン鱗をはがしてくれます!待望の文庫化。 |
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目次 |
毎日同じことを習慣づける―朝の10分間片づけ― |
出版社・メーカーコメント
谷川俊太郎氏 推薦!「沢野さんに教え諭されたのは初めてだ、 ジジイ仲間として胸が熱くなったのも。」片づけを習慣にすれば、明るい毎日になる!長年にわたり身の周りを片づけ続ける著者が、人生を振り返りつつその心得を綴るイラストエッセイ。モノは長年生きるほどに増えていく。家族が増え、思い出をまとえばいよいよ処分しがたいが、手放すことでいっとき寂しくなっても、体と心は喜んでいるはずだ−−決断力と悟りとが交錯するジジイ目線には、老若男女を問わず清々しく生きるヒントが満載。読めば片づけしたくなる23編+19のコラム。【目次より】毎日同じことを習慣づける−朝の10分間片づけ−人生に不安を感じたら窓を拭く老人よ大志を抱け、引き出しを検討せよ引き出しの一番上は空にする片づけも、一汁一菜ノートや手帳は、最後まで全部使い切ると自信が湧く薬箱は整理整頓をしない−整理整頓と片づけの違い−明窓浄几の部屋旅行鞄とその中身は、自分の部屋の小型版命短し床下収納洋服タンスの定期点検ギター職人の片づけの極意ペーパーナイフ別れた夫婦とカーテンロサンゼルスの若造の家家は生きている作品種差海岸の別荘海を渡った原稿用紙別荘の夢を片づける山登りは片づけ赤いポットと捨てられない癖パリジェンヌはバスタオルを持たない死んだあとの片づけ【本書「明窓浄几の部屋」より】 ものを置かないということは、決断力を鍛えることでもある。何が本当に自分に必要なものなのか、自分の持つ空間に合わせきちんと決めて、本当に不要なものを処分する。この訓練をはじめるのは若ければ若いほどいい。 隠遁とは老いた者だけに許される身分ではない。何歳であろうと、無駄なもののない空間で、清らかな時間を持てることは宝であり、その精神的な贅沢こそが隠遁なのである。【著者プロフィール】沢野ひとし(さわのひとし)イラストレーター・エッセイスト・絵本作家。1944年愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌『本の雑誌』の1976年創刊時より表紙と本文イラストを担当。山岳をテーマにしたイラストエッセイで人気を博す。1991年、第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。著書に、『鳥のいる空』(集英社)、『さわの文具店』(小学館)、『中国銀河鉄道の旅』(本の雑誌社)、『人生のことはすべて山に学んだ』(角川文庫)など多数。