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古代中国の裏社会 伝説の任侠と路地裏の物語

平凡社新書 1078

出版社名 平凡社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-582-86078-8
4-582-86078-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

約束事を重んじ、身命を賭して他人の窮状を救う一方で、殺人やニセガネ作りなどの犯罪行為にも手を染める任〓。『史記』游〓列伝で数多くの人物が取り上げられるなか、その筆頭に挙げられ、司馬遷の評価が最も高い郭解に焦点を当てて、古代中国社会の裏側を切り開く―。古代中国の日常の風景を描き出した著者が明らかにする、国家の法秩序が及ばない「裏」の世界とは。

目次

プロローグ―古代中国の裏社会へ
第一章 暗殺の〓末
第二章 郭解の家柄
第三章 血塗られた経歴―「少年」から大任〓へ
第四章 ニセガネと組織犯罪
第五章 呉楚七国の乱と任〓
第六章 轟く〓名、武帝に届く
第七章 勅命との対峙
第八章 郭解の最期―そして伝説へ
エピローグ

出版社・メーカーコメント

約束事を重んじ、身命を賭して他人の窮状を救う一方で、殺人や強盗のほか、ニセガネ作りなどの犯罪行為にも手を染める任?。『史記』游?列伝で数多くの人物が取り上げられるなかで、その筆頭に挙げられるなど、司馬遷の評価が最も高い、前漢時代を生きた大任?・郭解に焦点を当てて、古代中国社会の裏側を切り開く。古代中国の日常の風景を描き出した著者が明らかにする、国家の法秩序の及ばない「裏」の世界とはどのようなものなのか。膨大な史料を綿密に読み込み、徹底した比較・検証をしたうえで、ストーリー仕立てにすることで読みやすさも追求した、必読の一冊。

著者紹介

柿沼 陽平 (カキヌマ ヨウヘイ)  
1980年生まれ。現在、早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)