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忠義 武家小説傑作選

角川文庫 時−あ98−22

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-04-115762-6
4-04-115762-5
税込価格 814円
頁数・縦 268P 15cm

商品内容

要旨

将軍の身の回りの世話をする武士たちの、気苦労な日々を描く(「小納戸の章」)。御台様の料理人・山口伊織の知られざる一面とは(「一汁五菜」)。従順な奉公人が、主殺しを犯した理由に迫る(「六代目中村庄蔵」)。主家の仇討ちに巻き込まれ、処分を受けた武士の生きる道(「死んだふり」)。西洋暦が導入された時、旧幕府天文方の役人は何を思ったのか(「西を向く侍」)。組織で闘う武士たちの気高い姿を描くアンソロジー。

出版社・メーカーコメント

男たちは、守るべきもののために、与えられた仕事に心血を注ぐ。出世争いや、無理難題、嫉妬や羨望……。次々と降りかかる理不尽をはねのけ、組織で戦い続けた武士たちの気高い心意気を描くアンソロジー。

著者紹介

上田 秀人 (ウエダ ヒデト)  
1959年大阪府生まれ。歯科医師。97年に小説CLUB新人賞佳作に入選しデビュー。2010年『孤闘 立花宗茂』で中山義秀文学賞、14年「奥右筆秘帳」シリーズで歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、22年「百万石の留守居役」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞
朝井 まかて (アサイ マカテ)  
1959年大阪府生まれ。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し『実さえ花さえ』でデビュー。14年『恋歌』で直木賞、同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、16年『眩』で中山義秀文学賞、18年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、19年『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、21年『類』で芸術選奨文部科学大臣賞と柴田錬三郎賞を受賞
青山 文平 (アオヤマ ブンペイ)  
1948年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2011年『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞しデビュー。15年『鬼はもとより』で大藪春彦賞、16年『つまをめとらば』で直木賞、22年『底惚れ』で中央公論文芸賞と柴田錬三郎賞を受賞
宇江佐 真理 (ウエザ マリ)  
1949年函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。95年『幻の声』でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。15年11月、逝去
浅田 次郎 (アサダ ジロウ)  
1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、19年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)