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田中小実昌哲学小説集成 3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-12-005903-2
4-12-005903-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 392P 20cm
シリーズ名 田中小実昌哲学小説集成

商品内容

要旨

1982〜97年発表の14篇。全篇単行本未収録作品集。ある日は小林秀雄。ある日はニーチェ。さて今日は?これまで知られてこなかった短篇群が明らかにする、コミさんの思考の足跡。著者晩年の代表的シリーズ「哲学小説」を初集成(全3巻)。解説―佐々木敦。生誕100年記念出版。

出版社・メーカーコメント

田中小実昌 生誕100年記念刊行。『ポロポロ』から『アメン父』へ−−。幼少期、従軍、復員ののち東大哲学科入学。米軍基地のアルバイトで暮らし、翻訳家、小説家となって後も、コミさんは哲学に関心を持ち続けた。映画館への途中で、バスの旅で。カバンに忍ばせた文庫本に、文句と注釈をつけながらも読み続ける。そんな日々が、いつしか「小説」となる……。「哲学」「宗教」「小説」の三位一体のかんけいの謎を追究し、著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成(全三巻)。第3巻は「カント通りまで百メートル」(1982)から「LAにいるのかな」(1997)まで、単行本未収録作品14篇をまとめる。〈解説〉佐々木敦

著者紹介

田中 小実昌 (タナカ コミマサ)  
1925年、東京生まれ。小説家・翻訳家。東京大学文学部哲学科中退。79年、「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で直木賞を、『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞を受賞。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)