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比喩表現事典

講談社学術文庫 2865

出版社名 講談社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-06-539408-3
4-06-539408-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 312P 15cm

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商品内容

要旨

「ねっとりとした春」「唇は美しい蛭の輪のように滑らか」「現実から立ち登る朦朧たる可能性の煙」…作家たちが発見し、創作した選りすぐりの比喩表現を、「感覚」「自然」「文化・社会」「顔」「体」「心」の項目別に整理。イメージゆたかな日本語を味読しながら、ワンランク上の文章を目指す必携事典。すぐれた比喩は、新しいものの見方の開拓である!

目次

第一章 感覚の表現―視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚
第二章 自然の表現
第三章 文化・社会の表現
第四章 顔の表現
第五章 体の表現
第六章 心の表現

出版社・メーカーコメント

すぐれた比喩は、新しいものの見方の開拓である!「ねっとりとした春」「美しい蛭(ひる)の輪のように滑らかな唇」「現実から立ち登る朦朧(もうろう)たる可能性の煙」……作家たちが発見し、創作した卓抜な比喩表現を「感覚」「自然」「文化・社会」「顔」「体」「心」の項目別に整理。美しく奥深い日本語を味読しながら、ワンランク上の文章を書くための必携事典。【目次】比喩に関する二、三の覚書ーー序に代えて第一章 感覚の表現ーー視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚第二章 自然の表現第三章 文化・社会の表現第四章 顔の表現第五章 体の表現第六章 心の表現あとがき学術文庫版へのあとがき出典作家索引主要イメージ索引【本書の主な内容】■感覚[光と影]夜そのものに蒔絵をしたような綾■自然[風景]富士山はどてら姿の大親分[草木]夢のしたたりのように咲き迸(ほとばし)る花■文化・社会[言語]言葉は瞬間の虹■顔[目]プルーンの種のような我が子の眼■体[肌]膚(はだえ)は春の曙の雪■心[恋情]一筋の暗渠のような愛[厭悪]未練が線香の煙のように糸を曳く[*本書の原本は『比喩表現の世界ーー日本語のイメージを読む』(筑摩選書、2013年)です。]

著者紹介

中村 明 (ナカムラ アキラ)  
1935年、山形県鶴岡市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。国立国語研究所室長、成蹊大学教授、早稲田大学教授(日本語研究教育センター所長)を経て、現在は名誉教授。日本文体論学会代表理事(現在は名誉顧問)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)