〈ひとり死〉時代の死生観 「一人称の死」とどう向き合うか
朝日選書 1049
出版社名 | 朝日新聞出版 |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-02-263140-4
(4-02-263140-6) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 208P 19cm |
商品内容
要旨 |
「ひとり死」の時代になりつつある今、お葬式やお墓は簡素化が進む。かつて三世代同居が当たり前だった時代には高齢者の介護や看取りは家族の役割だったが、高齢単身者・高齢夫婦世帯が増えるにつれ、外部サービス化が進んでいった。同時に、非婚化、核家族化、家族関係の希薄化などにより、孤立死への恐怖・不安を感じやすい時代に―。本書は、死生学研究者である著者が、自身が実施した「死」に関する意識調査の結果などを分析しながら現代社会の「死」の捉え方を浮き彫りにしていく。大切な人を喪う「二人称の死」と「一人称の死」にある意識のギャップを指摘し、家族がいなくても不安なく死ねる「死の社会化」が必要と訴える。「死が怖い」「死生観を持つにはどうしたらいいか?」と不安を訴える人たちに向け、「一人称の死」との向き合い方を考えていく一助となる一冊。 |
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目次 |
序章 私が死生学の研究をはじめて |
出版社・メーカーコメント
現代社会の死生観は高齢化、葬式・墓の簡素化、家族関係の希薄化とともに変化してきた。多くの人が不安視するひとり死について、「終活」講演多数の死生学研究者が意識調査結果を分析し浮き彫りにする。死生観を醸成する一助となる一冊。