自己への物語論的接近 家族療法から社会学へ
ちくま学芸文庫 ア50−1
| 出版社名 | 筑摩書房 |
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| 出版年月 | 2025年4月 |
| ISBNコード |
978-4-480-51296-3
(4-480-51296-9) |
| 税込価格 | 1,430円 |
| 頁数・縦 | 294,14P 15cm |
商品内容
| 要旨 |
「自己」とはどのように形成され、どうすれば変えられるのだろうか。実はそれは、私たちが自分自身について「物語る」ことで産み出されているのだ。そして物語がエピソードの選択・配列を伴う限り、そこからはみ出してしまうものも存在する。自己物語はそうした「語り得ないもの」(例えばトラウマ的体験)を巧妙に隠しているのであり、この隠蔽を解除する方向へと物語を書き換えることで、異なった自己を産み出すことも可能になる―。物語論を治療に用いた家族療法(物語療法)から、社会学的自己論は何を学べるか。〈物語〉をキー概念に自己の生成・変容をあざやかに読みといた刺激的論考集。 |
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| 目次 |
第一章 「自己」への物語論的接近 |



出版社・メーカーコメント
人は自分自身について物語ることで自己を産み、同時に「語り得ないもの」を隠蔽する−−。自己の生成・変容を「物語」から読みといた鮮烈な論考集。