おじさんと一緒に「森の民」の里を目指していたのに、船から落っこちてイルカさんに全然知らない村に連れてきてもらっちゃった。ひとりぼっち…でもまずは目の前の病人を助けなきゃ。薬師なんだもの。それに海巫女さんの肌のあざがどうにも気になる。神の愛し子の証って皆は言うけれど、どう見ても皮膚病っぽいよ？外の世界と繋がりのないここには聞いたことのない薬もあるから知らない病気…？知っている症状な気がするんだけど、どこかで聞いたのかしら。ねえ、こんな時、おじさんだったらどうしてたかな？―離れていても、本当は一人じゃない。幼くても腕は一流の薬師の少女が世界へ羽ばたくロード・ストーリー第６巻！書き下ろし番外編巻末収録！