行動経済学の死 再現性危機と経済学のゆくえ
ハヤカワ新書 042
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-15-340042-9
(4-15-340042-4) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 206P 18cm |
商品内容
要旨 |
経済学に心理学の知見を取り入れ、新たな地平を切り拓いた行動経済学。「ビジネスに役立つ」と脚光を浴びる一方で、実はその成果に疑惑の目が向けられている。“損失回避性”などの主要な主張には根拠が乏しく、行動変容を促す“ナッジ”にも効果がないとする批判だ。心理実験を中心に「再現性のなさ」が問題視されるなかで、行動経済学はもはや学問として「死」を迎えているのか。行動経済学会・会長が、歴史的経緯から最新研究まで踏まえ、徹底検証。真相を解き明かし、その学問的意義をとらえ直す。 |
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目次 |
第1章 行動経済学の核となる「損失回避性」への疑問(行動経済学は死に瀕している―フレハの主張 |
出版社・メーカーコメント
「実践的」「ビジネスに役立つ」と喧伝され、世間で注目を集めてきた行動経済学だが、いまその有効性に疑惑の目が向けられている。行動経済学会会長が、歴史的経緯を振り返りながら、理論を基礎から紐解き、その批判を徹底検証。学問的な意義を明らかにする。