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神々の構造 印欧語族三区分イデオロギー

講談社学術文庫 2866

出版社名 講談社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-06-539612-4
4-06-539612-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 251P 15cm

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商品内容

要旨

人類はいかにして「神」を創り、「世界」を描いたのか?比較神話学・言語学の巨星ジョルジュ・デュメジルが、自身の「三区分イデオロギー」―印欧語族は世界を「聖性/戦闘性/豊饒性」の三要素からなるものとしてとらえ、かつそれぞれの機能に対応する神々を奉じていた―のエッセンスをまとめた、コンパクトかつダイナミックな神話学入門。

目次

第一章 社会的・宇宙的な三機能(インドの社会階層
『アヴェスタ』中の社会階層
スキュタイ人の起源伝説 ほか)
第二章 三区分神学(三機能イデオロギーの神学的表現
ヴェーダの讃歌と儀礼中の三機能的特徴を有する神々
上昇リストと下降リスト ほか)
第三章 神学、神話、叙事詩における種々の機能(三機能の神学的分析の不均等な進歩
インド・イラン人における第一機能の二側面。ヴァルナとミトラ、アシャとウォフ・マナフ
ローマにおける第一機能の二側面。ユピテルとディウス・フィディウス ほか)

出版社・メーカーコメント

人類はいかにして「神」を創り、「世界」を描いたのか?比較神話学・言語学の巨星、時に構造主義やレヴィ=ストロースの先駆ともされるジョルジュ・デュメジルが、自身の「三区分イデオロギー」−−印欧語族(インド・イラン人、古代イタリア人、ゲルマン人……)は世界を「聖性/戦闘性/豊饒性」の三要素からなるものとしてとらえ、かつそれぞれの機能に対応する神々を奉じていた−−のエッセンスをまとめた、コンパクトかつダイナミックな神話学入門!神話に現れる「秘密の「3」」とは?[目次]序文第一章 社会的・宇宙的な三機能第二章 三区分神学第三章 神学、神話、叙事詩における種々の機能研究史と文献案内注訳者解説 ジョルジュ・デュメジルと印欧語族研究訳者文献案内(*本書の原本は1987年に国文社より刊行されたものです。)

著者紹介

デュメジル,ジョルジュ (デュメジル,ジョルジュ)   Dum´ezil,Georges
1898‐1986年。パリ生まれ。専門は比較神話学・言語学
松村 一男 (マツムラ カズオ)  
1953年、千葉県生まれ。専門は神話学・宗教史学。和光大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)