• 本

間取りと妄想

ハルキ文庫 お21−1

出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-7584-4717-1
4-7584-4717-9
税込価格 770円
頁数・縦 217P 16cm

商品内容

要旨

抑えきれない欲望、ほの暗い秘密、消えない記憶。間取りが、心身と共鳴する。川に挟まれた船のような家、ふたごが住む左右対称の部屋、ドアの先に2つの扉が現れる玄関…個性的な間取り図から立ち上る、密やかで妖しい13の物語。スリリング&珠玉の作品集。

出版社・メーカーコメント

同棲中であるミワの家は、玄関のドアを開けると二つのドアが現れる。彼は帰宅すると、ミワのいるリビングに通じるドアではなく、先にもう一方のドアを開くという……(「どちらのドアが先?」)。三橋葉子は、母の死を機に、叔父が暮らしていた家に移り住んだ。葉子はその家に住むにあたり、窓がなくドアも見つけにくい小部屋をつくった……(「仕込み部屋」)。単行本時、話題沸騰した唯一無二の間取り小説、待望の文庫化。(解説・春日武彦)

著者紹介

大竹 昭子 (オオタケ アキコ)  
1950年東京生まれ。文筆家。小説、エッセイ、ノンフィクション、写真評論、書評、映画評など、ジャンルを横断して執筆。自ら企画したトークと朗読イベント〈カタリココ〉の開催をきっかけに、「カタリココ文庫」の刊行をはじめ、対談・随想などを文庫サイズの本として出版している。散歩をこよなく愛すとともに、無類の間取り好きである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)