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アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか

集英社新書 1263

出版社名 集英社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-08-721363-8
4-08-721363-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

生成AIを筆頭に新しい技術の進歩は増すばかりの昨今。SNSや検索エンジンなどの情報は「アルゴリズム」によって選別されている。しかし私たちはそのしくみを知らないままで利用していることも多い。アルゴリズムを紐解くことは、偏った情報摂取に気づき、主体的にメディアを利用する第一歩なのである。本書は、アマゾンや食べログなどを例に、デジタル・メディアやAIのしくみを解説。ブラックボックス化している内部構造への想像力を高めることを通じて、アルゴリズム・AIを疑うための視点を提示する。メディア・リテラシーのアップデートを図る書。

目次

第1章 アルゴリズムとは(アルゴリズムの日常性
アルゴリズムの基本構造
アルゴリズムとAIの違い)
第2章 アルゴリズムの実際(グーグルのランキング・アルゴリズム
アマゾンのレコメンド・アルゴリズム
食べログのレビュー・スコアリング
Xのタイムライン表示アルゴリズム
アルゴリズムと「プラットフォーム資本主義」)
第3章 アルゴリズムと社会問題(認知資源を奪い合うアルゴリズム
情報選別の権力となるアルゴリズム
マーケティング装置としてのアルゴリズム
偽情報・誤情報を拡散するアルゴリズム
ユーザーを商品化するアルゴリズム)
第4章 アルゴリズムとブラックボックス(ブラックボックスとは
誰がブラックボックスをつくるのか
アルゴリズムの公開は可能か)
第5章 アルゴリズムのメディア・リテラシー(メディア・リテラシーとは
メディア・インフラ・リテラシーの可能性
アルゴリズムを相対化する視座)

著者紹介

宇田川 敦史 (ウダガワ アツシ)  
1977年東京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、日本IBMや楽天にてWeb開発、デジタル・マーケティング、UXデザイン等に従事。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)