• 本

告白怪談そこにいる。

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-309-03967-1
4-309-03967-7
税込価格 1,793円
頁数・縦 206P 19cm

商品内容

要旨

〈それ〉が現われる。その時代その場所を再生‐replay‐する告白された〈怪〉の実体験、全三十二話。そこにいる〈もの〉たちの世界へいざなう。

出版社・メーカーコメント

各地から引き寄せられるように集まってきた怪異の体験談を、その時代と場所を確認し、紡ぎ上げた書き下ろし。現れてきた〈もの〉たちの異界へ誘う、「和裁寮」「彼女の箱」など全三十二話。きょうも全国各地から、そして時を超えて、さまざまな「怪談」が、語り部・川奈まり子の元に吸い寄せられるように集まってくる。秘かに告白された「怪」の体験談が、磨き上げられ、ここにまとめられた。いやな場所、生き霊はどちらか、古城のある一画、帰ってき帰ってゆく子ども、不吉な学校の、その病院ではやはり……などなど、必恐の全三十二話。 *目次──あそこは「ぬかるみ」/消えた乗客/八幡の藪知らず/おのころさんの漁師/ここにいる/ひいおじいちゃんのお菓子/女友だち/父の墓/家系調査報告/彼女の箱/茅葺き屋根の屋敷/おそごうてかなわん/山の力/まほうさん/鬼門の子ども部屋/特等席/ぞろ目のカウントダウン/父の霊/宇土城の城破りにて/黄昏の子ども/空き家の怪/線香の香り/和裁寮/老夫婦/風門のこと/土佐の熊憑き/猫に脚を盗り返された話/人が消えた話/黒い影法師/真っ赤なスリッパ/戦争の夢/おさげ髪

著者紹介

川奈 まり子 (カワナ マリコ)  
作家。東京都八王子市出身。怪異の体験者を取材し、これまでに6000件以上の怪異体験談を蒐集。日本推理作家協会会員。怪談の語り部としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)