• 本

となりの史学 戦前の日本と世界

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-620-32837-9
4-620-32837-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 317P 19cm

商品内容

要旨

日本近代史をはじめ、隣接領域である西洋史、東洋史、グローバルヒストリーなど世界史の面白さを堪能。歴史学者と手描きイラストルポライターによる類を見ない画期的な一冊!なぜ戦争は避けられなかったのか。日本近代史の視点で世界史を横断し、「世界の中の日本」を捉え直す。私たちは今、何をすべきか。

目次

第1章 日中の戦争観―歴史認識を問い直す[日本と中国1](海の向こうは… 世界の中の日本と中国『国境を越える歴史認識 日中対話の試み』―1
重慶で私も考えた 中国重慶の国際会議で触れた中国研究の最前線『国境を越える歴史認識 日中対話の試み』―2 ほか)
第2章 競存から緊張へ変化した日中関係―私たちは今、何をすべきか[日本と中国2](苦難の中の日中関係 対立と共存『対立と共存の歴史認識 日中関係150年』―1
日中関係、どこからやり直すか 『対立と共存の歴史認識 日中関係150年』―2 ほか)
第3章 西洋と東洋を結ぶ架け橋へ―何が日ロ関係を転換させたか[日本とロシア](ロシアが残した日本史への刻印 『日ロ関係史 パラレル・ヒストリーの挑戦』―1
花も実もある日露関係 拮抗する二国関係において「真実ならざるもの」を見抜く『日ロ関係史 パラレル・ヒストリーの挑戦』―2 ほか)
第4章 明治日本はイギリスに何を求めたのか―日本人の英国観の変遷[日本と英国](一つに収斂しない日英関係の姿 『日英交流史 1600‐2000』全5巻―1
ギャップに満ちた日英関係 『日英交流史 1600‐2000』全5巻―2 ほか)
第5章 東アジアの国際情勢にみる日独関係―「同盟」の真のかたちとは[日本とドイツ](東アジア情勢の中で語られる日独関係 『日独関係史 一八九〇‐一九四五』―1
日独関係における相互イメージ 『日独関係史 一八九〇‐一九四五』―2 ほか)

出版社・メーカーコメント

東大教授の加藤陽子氏とイラストルポライターのモリナガ・ヨウ氏が、戦前の外交史をひもとく。競存から緊張へ変化した日中関係、何が日ロ関係を転換させたか、日本人の英国観の変遷、東アジアの情勢にみる日独関係−−歴史から日本の未来を探る。

著者紹介

加藤 陽子 (カトウ ヨウコ)  
1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。1989年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史。2010年、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)で小林秀雄賞受賞。『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)で紀伊國屋じんぶん大賞2017受賞
モリナガ・ヨウ (モリナガ ヨウ)  
1966年、東京都生まれ。画文家、イラストレーター、絵本作家。早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業。学生時代は漫画研究会に所属。大学在学中よりカットイラストの仕事を始め、イラストルポで独自の世界を築く。著書に『築地市場 絵でみる魚市場の一日』(小峰書店、第63回産経児童出版文化賞大賞を受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)